2017年09月28日

「気づく力が、介護力を築く」

昨日に引き続き、新任職員研修について書きたいと思います。
「アウェアネス介助論」という書籍を紹介させていただきましたが、
アウェアネス(英: Awareness)は、意識、気づき、といった意味になります。

心理学では、人が行動を起こすための前提は『 気づき 』であり、「気づき」がない限り人は主体的能動的に行動に移ることが無く、自己成長することが難しいと考えられています。

医療・介護の職業は気づきから始まります。自分で気づく事が無ければ、教育をどれだけ受けても知識は増えるかも知れませんが、何のために学び向上するのかの意味に気づく事はありません。

介護の基本は「気づき」から・・・。
「今日は、○○さん顔色悪いな?」 
「今日は、○○さんあまり話さないな?」
「○○さん、今日は歩き方がいつもと違うな?」
「○○さん、食事の速度がいつもより時間がかかるな?」
「○○さん、トイレの回数がいつもより多いな?」

など

瞬時に目の前の状況を把握することは、気づく力が高い事で、早期の発見が利用者さんのリスク管理につながる事が多くあります。

 
花みさきの人材育成では、
アウェアネスケア(気づきのある介護)の出来る職員の育成を目標に取り組んでいます。

T【気づきは、人を成長させます】
U【気づきは、人を学びに導きます】
V【気づきは、人間力を高めます】

気づく力を育て、自分で考えて行動できる職員の育成を行うことで、介護の質の向上を目指します。


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2017年09月27日

新任職員研修

花みさきでは、毎年度4月入職者対象に3ヶ月ごとに新任職員研修を行っています。
先日、9月20日(水)に第二回(6ヶ月目研修)を行いました。今回は「感染予防」と
「咀嚼・嚥下機能の理解」について実施しました。
研修に使用させていただいている書籍が澤口裕二先生(北海道士別市病院 医師)著書
「アウェアネス介助論」です。
アウェアネス画像1.jpg
上巻は「解剖学・生理学と基礎的理解」、下巻は「接触と動きの介助の実際」上下巻で
なんと1500ページというボリュームです。医師が書いた本ですが、訓練という視点ではなく介助(動きの支援)として書かれた本です。
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本の中には、体験を通して感じとることで体の構造を確認したり、どのように動くのかが介護者に分かりやすく説明してあります。

例えば、嚥下に関係する解剖では
「実験」と題して口の中を舌で探るとあり
静かに座り、目を閉じて口の中を舌で探って下さい。
口の中の空間はどこからどこまででしょうか?
CIMG1575.JPG
27章「嚥下と食事の動きの支援」p1364より

咀嚼・嚥下の機能の理解は解剖学を履修していない方々にとっては理解が難しいですが、
「アウェアネス介助論」を通して学ぶことで単なる座学ではなく、
自分のカラダをどう感じるか、相手をどう感じるかを知るきっかけになります。
介助する相手を理解するためには、自分自身のカラダの理解が役に立ちます。
教科書は自分自身のカラダの中にあります。著者自らの体験学習を指導しています。
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